少々自分の現状のお話を(親の要介護、身体障害)
9月になりましたね、朝晩の風が秋を運んできたように感じるこの頃ですね。
3月から始めたこちらのサイト投稿も半年になりました。
そろそろ、少々自分の現状のお話をしたいと思います。
きっと、「香港にいたのに、そして戻りたいと言っているならすぐに行けばいいのに?」と思われる方もいるかと思います。
留まる理由の一つをシンプルに1行で申し上げます。
「私の母親が要介護5、身体障害1級だからです」
要介護と身体障害をご存知の方であれば、この2つの数字が示す状態を理解できるはずです。(ご存じない方へ「要介護と身体障害の一番重度の数字が“5”と“1”です」)
もちろん、要介護も身体障害者手帳も自動で取得できるものではありません。
全ての手続きは自分の積極的な確認と申請から始まります。
これまでに、役所や税務署や医療機関等、たくさんの手続きと書類の提出、内容確認を行いました。
数か所の特養を訪問して、内見させていただいて、“個室”入居希望の申請をして、長い期間待ちました。(費用的な問題で複数人部屋を希望する場合の相~当~の長い待機になると思います)
その間に母の体調の変化もあり医療機関にもお世話にもなりました。
文字で記載すると簡単ですが、本当に長い道のりでした。
しかしながら、この間の申請、確認作業で特養、医療機関、要介護や身体障害に関する知識は、人一倍習得できました。
補助金や自動車税免除等の申請も行ったので、今まで知らなかったことが理解できたのも大きな経験です。
人は誰でも年を取りますし、認知症にもなります。
年の取り方は人それぞれ違いますが、要介護2以下ですと特養に入れる可能性はほぼないでしょう。
特に「動ける認知症」の場合、要介護の数字はなかなか大きくはならず、家族の負担は大きくなるばかりで、やがては家族の崩壊を生み出すことにもなりかねません。
外国人労働者も高齢者介護を敬遠する傾向があり、施設があっても人員が確保できないので定員MAXの受け入れができないところもあるようです。
高齢者は年々増え、新生児は年々減っています。
誰が高齢者の世話をするか難しい問題ですが、ミクロの問題では「難しいことは自分一人で抱えず、積極的に公共サービスを利用する」ことにつきます。
役所はしつこいぐらいに積極的に尋ねないと教えてくれません、受動的な対応はだめです。
何よりも「尋ねること」「確認すること」、受け取れたはずの補助金一つとっても後からさかのぼり適用はしてくれません。
本当の努力と執念が必要です。