潰した会社も確定申告
昨日は開業してすぐに潰した株式会社の確定申告のために、管轄の税務署に行ってきました。
今はなき会社でも、一年に一度確定申告を行う必要があります。
しかしながら、会社を登記した後、一回も確定申告を行わない方もいらっしゃるようです。
世の中には、“いろいろな用途”で会社を登記される方がいらっしゃるようです。
すでに、貸借対照表と損益計算書は「RUCARO」という、サーバーへのインストールに少々の難易度はありますが、なかなかに便利でかつ「無料」のネットワーク型会計ソフトで記載済みです。
加えて、前もって税務署に確定申告訪問の予約をしたのでスムーズに案内をしていただきました。
時期も閑散期とあって、担当の方が丁寧に書類記載の方法を教えてくださいました。
ありがたい限りです。
昨年6月に会社を登記して、すぐに休眠・異動届を出したので、実質創立費の欠損処理だけになります。
**創立費とは会社が開業する前にかかった経費、具体的には公証役場での登記費用、免許登録税、法人の印鑑等の会社登記に絶対に必要な費用になります。
損金は10年間繰り越せますので、毎年利益ゼロの確定申告を行えば「青色申告」も維持はできます。
業務再開の予定はまったくありませんが、確定申告は“義務”ですので、一応毎年書類は郵送しようと思います。
加えて、来年度の書類の送付先と記載方法についても確認しました。
画像にもあるように確定申告用の書類も10年分頂きましたので、これで10年間の書類送付はバッチリです。
都税事務所の方は、異動届を提出した際にBSとPLを出してきたので、訪問の必要はないそうです。
すでに事業も行っていませんし、そもそも売上自体もありません。
ちなみに、会社は登記するのにもお金がかかりますが、解散するのにもお金が3万9千円ほどかかります。
よって、事業を行わなくなった会社のほとんどがそのまま放置の「休眠」を選択します。
税務署でも申告が行われない会社の資料は、そういった会社用資料保管用の別室に移されるそうです。