昔は鋳物、今は国際色の川口市
昔は鋳物で有名だった埼玉県川口市。
今話題の”オリンピックの聖火台”も旧モデルは川口市で制作されたものです。
話は変わり、最近は国際色豊かな芝園団地で有名な川口市の人口統計を調べてみました。
「芝園団地」は賃貸住宅が計2,454戸あります。
そして、外国人居住率が高いことで有名です。
一戸に3~4人住んでいれば、こちらだけでも相当の人数になりますね。
ちなみに都内の量販店等で働く方に気軽に「どこにお住まいですか?」と中国語で聞くと「川口」と言う方が結構います。
都心に出やすい割に家賃相場が安い、中国人がたくさん居住しているので買い物等も便利ですね。
興味深い数字:
まずは川口市の統計データご覧ください。
その中で令和元~2年の興味深い数字を列記します。
1、川口市の世帯総数268,592世帯に対し、外国人世帯数は25,431世帯、ほぼ1割が外国人世帯です。
2、川口市の総出生数4,706人に対し、外国人出生数が500人、約10.6%の新生児が外国人です。
3、川口市人口総数56万8千に対し、外国人数は3万8千7百、約7%程の人口比です。
もちろん、日本人と結婚して国籍をすでに日本国籍に変更されている方もかなりいらっしゃいます。
川口市の人口統計を見ると、日本の統計と同じく、出生数が死亡総数よりも低いので人口は減っています。
しかしながら、外国人の出生数と流入数の割合がかなり高いので、その速度は緩やかです。
加えて、もれなく全員しっかり外国人住民登録済みということもないですよね(きっと観光や学生ビザで入国された方もいます)。
忙しくて、住民登録が遅れている方もいるでしょう。
ふと、ここで考えます、この方々に選挙権があればどうなるのでしょう?
前回の川口市の市議会議員選挙の有効投票総数は約16万(大体34%程度の投票率です)
3千票近くあれば、一人の代表を議会に送れますので、投票率が高ければ結構な数の代表を送れます。
議会での代表が多くなれば、西川口を”第2の中華街”にすることもできるのではないでしょうか?
また、日本初「高考完全対応」の市立”華僑”学校を設立することもできるかもしれません。
横の連帯力の強い国民性ですので、選挙権があればしっかり行使するはずです。
ちなみに私の意見は「納税をしっかりする外国人に”地方レベル”の参政権は付与するべき」と考えます。
今都内の量販店に行けば、どれだけ外国人労働者に依存しているかすぐに分かります。
日本で生まれる外国籍の子供の数を見れば、もっともっと依存していく社会になります。
そして、地域の居住者ですし、しっかり義務を果たす方には相応の権利があるのは当然ではないでしょうか?
国政選挙については何とも言えませんが、こちらもしっかり”相応の納税の義務”を果たす優良な方々には参加する権利があってもよいのではないのでしょうか?
今の日本の様々な家庭・地域・教育等の問題の根源は「お金がない」がかなりのウエイトを占めます。
しっかり税金を払ってくれる方、多額の投資を行ってくれる方、地域の活動に貢献してくれる方、いかなる国籍であっても善良な方々であれば、手を取り合って共に地域を活性化させていくべきではと考えます。
また、”BATH”等の優良企業にお勤めの高収入若手外国人の方々であれば、日本人配偶者と結婚する機会もこれから加速度的に増えるはずですし、そうなると「国籍や話す言語」も多様性が生まれます。
そういった方々の意見をくみ取りながら、多様性に合わせていく自治体であって欲しいと思います。
その際にはきっと「湘南新宿ライン」が赤羽駅の次に、川口駅に停車するようになるのでは?と思います。
これは、赤羽駅での京浜東北線から埼京線への乗り換え人数削減と、埼京線の混雑緩和に極めて有効な方策です。