WordPressから離れたいと思ったのに、結局戻ってきた話
最近、AIによる記事自動生成システムを作ろうとしていた。
当初の構想はシンプルだった。
Plain Text
Ollama
↓
記事生成
↓
GitHub
↓
Cloudflare Pages
↓
公開
WordPressもデータベースも不要。
理想的な構成に見えた。
しかし実際に運用を考え始めると、思わぬ壁にぶつかった。
それは記事作成ではなく、デザイン管理だった。
記事生成は意外と簡単
AIに記事を書かせることは難しくない。
Markdownを書かせてGitHubへ保存し、Cloudflareで公開するだけだ。
問題はその後だった。
例えば、
- ロゴを変えたい
- メニューを追加したい
- 配色を変えたい
- トップページを少し修正したい
こうした変更を行うたびに、結局CSSやテンプレートを触ることになる。
AIがいてもCSSは資産にならない
最初は、
「AIが保守してくれるから大丈夫では?」
と思っていた。
しかし考えてみると、AIも人間も数年後には同じ問題に直面する。
CSS
.card {
margin-top: 13px;
}
なぜ13pxなのか。
何のために追加されたのか。
消していいのか。
誰にも分からなくなる。
これはAIの問題ではなく、CSSそのものの問題だ。
WordPressの強さを再認識した
ここで初めて気付いた。
WordPressの強さは投稿機能ではない。
本当の強さは、
デザイン変更を設定として保存できること
にある。
例えば、
- ロゴ変更
- メニュー変更
- 配色変更
- サイドバー表示
これらは管理画面から変更できる。
CSSを直接編集する必要がない。
GitベースCMSも検討した
GitHub管理型のCMSも調べた。
考え方は好きだ。
しかし結局、
記事管理は楽になっても、デザイン管理はコードに依存することが多い。
私が欲しかったのは投稿機能ではなく、
安全にデザインを変更できる仕組み
だった。
本当に残したいものは何か
議論を続けているうちに、別の結論にたどり着いた。
大切なのはCMSではなく、
知識そのものではないか。
WordPressもCMSも、あくまで見せ方の一つに過ぎない。
本当に価値があるのは、
- 研究メモ
- 学習記録
- 技術ノウハウ
- 調査結果
といった知識資産だ。
現時点の結論
最初はWordPressから離れようとしていた。
しかし考えれば考えるほど、
WordPressが長年生き残ってきた理由が見えてきた。
それは記事投稿機能ではなく、
デザイン管理をコードから切り離したこと
だった。
AI時代になっても、
記事はAIに任せられる。
しかしデザインやサイトの方向性は、人間が管理した方が安定する。
その意味では、
「AIが投稿し、人間がデザインを管理する」
という昔ながらのWordPress的な考え方は、意外と今でも合理的なのかもしれない。

