男の「お得」ヤフオク編 その2
昨日に引き続き、本日は世の中そんなに甘くない、エラー探しマラソン編になります。
まず、搭載の付属のディスクは600GBのSASディスクが4台。
その内の1台がなんと2.5インチ!
使用時間が短ければまさにスーパー「お得」。
今回は2.5インチが東芝製でしたので、サブ機の「smartmontools」を利用しての使用時間調査です。
結果は:
3.5インチ Seagate製3台
1台目 43,600
2台目 43,100
3台目 43,600
**はずれの3台ですね
2.5インチ 東芝製
1台目 9,246 (ナイスショット!!この時点で完全お得です)
東芝製は見た目からホコリの量が少なかったので、使用時間が短いだろうと感じていました。
ここでの想定プランは付属品の3.5インチのSASディスク3台にOSをインストール。
さて、準備は万端、緊張の電源投入。
世の中そんなに甘くはない!
ハードウェア故障の!オレンジランプの点滅と、エラーサウンドの競演、想定外のエラーの排出です。
ここで、次の作業はハードウェア故障部探しとなります。
最速のやり方は全ての付帯するパーツを一点一点極少化して、問題点を特定することです。
基本手順ですが、一つ一つの作業を電源を抜いてから行います。(感電しますので必ず電源ケーブル抜いてくださいね)
1番目:CMOSリセット。基盤上のボタン電池を外し、電源ボタンを数回長押し後、10分放置。放置後、電池を戻して、電源投入。(ジャンパーピンでリセットするMBもあります)
これでも、エラーを吐き出します。
2番目:メモリーを1Aスロットの1枚残して、すべて外す、電源投入。
これでも、またエラーを吐き出します。
3番目:CPUとソケットピンを確認(ピンを折らないよう細心の注意をお願いいたします)。加えて、CPUグリスを塗布、電源投入。
これでも、またまたエラーを吐き出します。
4番目:PCIスロットのボードを全て外す、電源投入。
ここで、BIOS起動まで進みました。問題点はSASコントローラーかSASディスク・周辺のどちらかに特定できました。
5番目:正常なSASコントローラーボードをバックアップ機から流用、電源投入。
ここで、エラー発生!SASディスク・周辺が破損しています。
6番目:SASコントローラーボードを戻して、3台のSASディスクを外して、バックアップ機からSASディスク2台を流用、電源投入。
2台流用して、0と1のスロットに入れて起動。ここでWindows10が起動しました。
7番目:SASディスクを入れるスロットを変更、電源投入。
ここでエラー発生!SASディスクスロット2が破損していることが確定しました。
8番目:SASディスクスロットを戻して、メモリーを戻して起動。
なんと、ここで想定外のエラー発生!
9番目:正常メモリーをバックアップ機から流用して、組み合わせを変えて起動。
結果ですが、1Bと2Aのメモリスロットが破損していました。
これで、問題点の特定が終了しました。
ちなみに、一連の作業所要時間約4時間でした。
この機体ですが、SASディスクバックボード上の第2スロットとメモリスロット2か所が故障していました。
よって、SASディスク2台と4GBメモリ1枚の構成でWindows10を稼働させました。
ここでBIOSのアップデートを加えて、毎回おなじみのCinebenchR20のスコアをチェックします。
CinebenchR20のスコアは989cbでした。
CPUは前回と同じ端末ですが、オンボードグラフィックスを利用したのでスコアが落ちると思いましたが、予想外でした。
こちら落札品の用途ですが、HDDトレーとメモリの流用、過去落札品のTX140 S1とTX140 S2の電源交換用バックアップ機となります。(部品取り用ですので、起動することはないと思います)
検索漏れサーバーをお得プライスで落札できたこと「マジ最高」です。
第2部の結論:エラーが出たら、落ち着いて上記ルーティン作業。きっと復帰できる!かも?
長い投稿でしたが、ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。