香港を歩いて「自分」が思ったこと
今回、香港尖沙咀から旺角までのあちこちを歩いて感じたことを記載します。
まずは写真と共に総論:
香港の外観は私が知っているころに徐々に戻りつつあります。
もちろん違いも多く感じます、まずは映像と共にご紹介。
まずは、玄関口の空港に入る際の厳しい検査、この時点で未だに昔とは違う、物々しさを感じます。
街中では一部の銀行や店舗の外観も、外部からの打撃に耐えうるよう装甲を加えています。
香港で一番規模の大きい「HSBC」です。
皆様ご存知のこちらの店舗。
内部横から拝見しましたが、その装甲の厚みに何度も外部からの打撃を受けた経験から、それに耐えうるよう改造が加えられたように感じました。
沢山の落書きも一つ一つ、地道に消している作業も散見できました。
ご苦労様です。
歩道の柵も破壊され、今は仮の柵が多くありました。
修理するのに、まだまだ時間がかかりそうですね。
そして、宿泊したホテルで出会うお客さんをみても、世界のいろいろな国の観光客も戻っているように見えます。
北京語を話すお客さんもかなり増えているようにも感じます。
しかしながら、私の独断と偏見の個人的見解を申し上げます。
おそらく昔の観光客の賑わいは、当面香港に戻らないだろうと思います。
理由ですが、
香港の上位互換の観光国「日本」への渡航が、相当に増えているからです。
お時間ございましたら、JNTO・日本政府観光局の統計ご覧ください。
2019年度の中国人観光客数の伸び、一目瞭然です。
中国からの航空便と路線が増えれば、本年度は年間1千万人訪問(すごい人数ですね)を超えて、更に加速的に数字が伸びていくでしょう。
行きの飛行機、帰りの飛行機の中、相当の数の旅行ツアーに参加されている中国大陸の観光客の方々を見ました。(特に帰りの便は到着がかなり遅れたので、慌てる添乗員さんとツアーに参加されている相当数の方々を見ました)
この数か月の香港の状況で、相当数の方が渡航先を日本に変更したと思われます。
シンセンでも日本に渡航歴のある数人の方とお話ししましたが、全ての方が「日本は良い、また行きたい」とおっしゃられていました。
香港にお住まいの方であれば、日本渡航歴が一度でもあれば、必ず「また行きたい」と言われます。
ちなみに、総人口約740万人の香港からは年間229万人が訪日されているとのことです。
これは香港総人口の32%にあたる数字です。
「日本人」は海外に出なくなりましたが、日本に来る観光客は圧倒的に増えています。
香港と比べても、食事も安いし、買い物も便利、安全できれい、人は丁寧、全てに上位互換です。
よって、香港にお住まいの方も「日本大好き」で、仮に日本語が話せれば日本で働きたいという方も多くいると思います。(後程ご紹介するCMHKで丁寧に対応してくださった従業員の方も言われていました)
この数か月、日本から香港に渡航する航空券の値段は全く影響を受けていません。
シンセンから成田への「シンセン航空」の直行便に関しては、常に高値に張り付いています。(昔は結構安かったので利用しましたが、、、)
中国大陸の方にとって、香港経由は中国からの直行便よりも安いのです。
よって、香港空港に向かうだけの香港経由になっています。
毎回行くたびに中国大陸の変化を大きく感じます、リッチになった中国の皆様は「日本旅行は安い」と感じています。
ここにも時代の変化を感じざるを得ません。
**ちなみにこちらの投稿で累計300本投稿となりました。