タオバオでアービトラージ
そろそろ皆様気になるであろう「何の事業を最速で潰したか?」について数回に渡って書いていきたいと思います。
世の中、成功談は本になりますが、失敗談はあまり語られないものです。
簡単に失敗したビジネスモデルを説明すると「中国で安く仕入れたものを日本で販売」です。
具体的な例を「タオバオでアービトラージ」でまずご説明します:
皆様アマゾンで商品を探した経験ありますよね?
その際に「中国から送付しますので納期が2週間かかります」といった条件の比較的価格の安い商品ご覧になったことがあるかと思います。
これこそが「タオバオを利用したアービトラージ取引」になります。
アービトラージの意味は「さや取り」です。(せどりに似ていますね)
つまり、日本で買うよりも断然安い商品をリストアップして、自社商品としてアマゾンに登録します。
そして、日本のアマゾンマーケット上で受注後に、タオバオで購入、もしくはタオバオ出品店自身が商品を海外から日本顧客住所までダイレクト送付します。
もちろん両地域には商品価格差があります、その差額マイナス送料が直接利益になります。まさに「さや取り」です。
日本で購入するのが難しい・レアなものを、タオバオで検索すると結構見つかります。
例を提示します:
昨日ご紹介したSASディスクですが、SASコントローラーにケーブルが挿入されているかと思います。
こちらSFF-8484から3つのSATAに分岐させるケーブルになります。
そしてSASディスク側にSFF8482からSATAにL字で変換するコネクターを装着しています。
この2点の商品ですが、上記商品を日本で購入しようと思うと、「高価で見つけにくいもの」になります。
しかしながら、タオバオではすぐに見つかります、そして「断然安い」。
私自らタオバオで購入しましたが、両方送料込みで39元(約650円)でした。
日本で買ったら、こちらのケーブルだけでも2千円以上するかと思います。(Amazonに類似商品ございますのでご覧ください)
つまりこのようなニッチな商品は販売数はあまり出ませんが、高い価格で売れます。
現状このビジネスモデルで商売をされていらっしゃる方がおりますので、ニッチ商品の知識があれば十分事業として行えるものです。
私はPCが好きでこういった製品への知識がありますが、例えば女性が利用する「美容商品」への理解度がありません。
ネイルケア関連・美容商品はかなり有効な市場かもしれませんね。(写真は私が中国で購入した爪を磨くときに使用するものです)
次回は、これを応用した「中国の生産工場から直買いダイレクト販売で失敗した男の話」をいたします。