鼻毛サーバー・新電源でケース移設
「鼻毛サーバー」と呼ばれる端末をご存知でしょうか?
前の投稿でCPUを交換したこちらのサーバーですが、経年の劣化で電源の挙動がおかしくなってきました。
ちなみに、PC端末で挙動がおかしくなってきたら、一番初めに疑う場所は基本的に電源です。
元々、サイズの少々大きい80ブロンズの電源を積んでいますが、効率の良い80ゴールドの電源に積み替えるべく、併せてケースの交換も行ってみました。
ケース交換の理由:
元々のケースに汎用の電源では4か所のねじ止め固定ができません。
加えて、フロントパネルが欠落したサイズの大きい富士通のサーバーTX140S1を鼻毛サーバーの箱に移設します。
TX140S1のケースは分厚い鉄板を利用していますので、相応の大きさと重量があります。
このケースを一つ処分したいと思います。
富士通サーバーの電源は「箱の上部に」置かないと、ケーブル配置ができません。
加えて、かなり特殊なコネクタを利用しています。
一方、NECのサーバーは汎用の24ピンコネクタを採用していますので、電源交換も極めて容易です。
作業的には:
1、新しいケースに新しい電源と共に鼻毛サーバーを移設
2、鼻毛サーバーの箱に富士通サーバーTX140S1を移設
3、おそらくたくさん出るであろう問題に対応
となります。
まずは利用ケースのご紹介:
クーラーマスターの新発売のケースです。
NTT-Xストアで購入しました。
こちらのケースを選んだ理由ですが、シンプルで普通のATXサイズも入るので良いかなと思いました。
マザボを設置して分かりましたが、ねじ位置もしっかりしていました。
良いケースと思います。
今回は移設ですので、とりあえずマザボを移します。
電源を加えて、グラボNVS315を設置します。
まずは裏配線なしで、24ピンとCPU4ピンを簡単に接続。
SSDは後ろに取り付けます。
最近のケースはSSDの取り付けが簡単です。
このケースには標準で後ろにファンが1個付いていますが、3ピンのファンです。(残念です)
後ろと前方のファンは4ピンのものに変える必要があります。
4ピンファンを前後に設置しないと、起動時にエラーがポストされて「F1」を一回押さないと起動できません。
後方はTX140S1に付いていた12センチを移設して問題はなくなりましたが、前方用に一つ用意しないといけませんね。
口径の大きいファンの方が静かですね。
鼻毛サーバーの電源スイッチのピンの配置は独特ですが、一番右側の2本のピンが電源スイッチ用となります。
この配置で動きました。
ケースの移設ですので、Windows10きっちり問題なく動きました。
SSDを利用していますので、結構早い起動です。
ビデオカードをある程度のものにアップグレードすれば、ゲーミングPCとしてもまだ利用可能ではないでしょうか?
電源容量的には、8ピンと6ピンを一つずつ用意できますので、鼻毛復活プラン用に中古グラボ考えてみたいですね。
週末に秋葉原に行って一つ前方ファンを調達してきます。
ちなみに取り付け位置は、パワースイッチピンの隣の4ピンファンコネクタになります。
では、次回はTX140S1を鼻毛サーバーケースに収めます。
こちらはトラブルが多数発生する予感がいたします。