国際結婚調べてみました(2)

昨日投稿の国際結婚調べてみました(1)の続きとなります。

29年度の出生数ですが、

父母とも日本人 927,931人(28年度 957,860人)

父母の一方が外国人 18,134人(28年度 19,118人)

内訳が、

父日本・母外国人 8,674人(28年度 9,371人)

母日本・父外国人 9,460人(28年度 9,747人)

となります。

よって父母の一方が外国人の子供の割合は、約1.9%(28年度も同様に1.9%)となります。

ここで、疑問点があります。

1、父日本・母外国人の結婚数は、母日本・父外国人の2倍ですが、生まれた子供の数は母日本・父外国人の方が多い。統計的に考えれば、父日本・母外国人側に2倍の差があるべきである。

2、結婚総数に対する国際結婚率は約3.5%であったはずですが、生まれた子供の数の比率は約1.9%。仮に、父日本・母外国人に生まれた子供の総数を2.5倍にして計算すると約3.2%となり、統計上妥当な数値となる。

3、出生数を結婚数で割ると、日本人同士の平均(約1.58)と、母日本・父外国人間の数値(約1.42)は近似値を示すが、父日本・母外国人間の数値は約0.58である。

よって、現状でも父日本・母外国人のカップルの中に、事実上の夫婦関係を営んでいない「偽装結婚」が相当数あると推論できます。

このデータ集計から理解できたことは、

母日本・父外国人のカップルからは、どの国籍の伴侶との結婚でも、日本人同士結婚同様の出生率を見ることができますので、愛情で結ばれた結婚が多くなされたと統計上判断できます。

一方、父日本・母外国人のカップルからは、国籍によって出生率の平均値からの乖離があることが確認できます。(加えて離婚率が平均値より相当高いです、あえて国名はぼかします)

それから、

父日本・母外国人のカップルで、一番良縁の確率が高そうなのは、日本人とアメリカ人のカップルとなります。離婚率は約18%(28年度約23%)と日本人同士の平均を下回っております。但し、出生数を結婚数で割ると、生まれた子供の割合が約0.5となっていますので、子供を持たずにバリバリ働くブルジョアカップルが多いのでは?と想像いたします。

母日本・父外国人のカップルで、一番良縁の確率が高そうなのは、日本人とアメリカ人、ブラジル人及び英国人のカップルとなります。離婚率は日本人同士の平均値にきわめて近い30~36%となります。出生率に関しても、日本人同士の平均値に相関しております。この数値から、国際結婚であっても、日本の婚姻全てに関連する最終決定権は女性側にあると結論づけてもよいかと思います。

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