中古サーバー落札はお安い、しかし要勉強
先週ヤフオクにて落札しましたサーバーのご紹介です。
商品名は:
日立製サーバー GQBT11BM-UNENNTM
CPU:Xeon E3-1220V3
メモリ8GB/HDD無/バイオスOK
となります。
落札価格は2,400円プラス送料です。
ヤフオクストアからの購入ですので、安心ですね。
まずは、サーバー落札の予備知識ご紹介
端末が中古のサーバーになります。
サーバ自体の落札価格は、パーツの付帯状況によって変わりますが、基本的に”同性能であれば”ワークステーションより安い傾向です。
そして、サーバーはかなり長い時間連続使用されるものです。
落札品もオークション紹介写真のホコリ具合から判断して、かなりの時間使用されたものと思われます。
よって「電源の経年劣化」を注意すべきと考えます。
加えて、SASディスクが外されていますので、自分で別途調達する必要があります。
RAIDを組むので、同容量のSASディスクが最低2つ必要です。
オークションでも、時たま出品を見かけます。
OSについても、別途用意する必要があります。
学生の方であれば、Azureの学生アカウント取得で「WindowsServer」が無料で利用できます。
設定に関しては、こちらをご参考にしていただければと思います。
カスタマイズ設定を加えれば、WindowsOSと全く変わらない使用感になります。
もちろん、Linux系のOSを導入して日常使用端末として活用するのも良いかと思います。
最近のLinuxのバージョンですと、「Ubuntu」と「Linux Mint」をお勧めします。
結構使い勝手の良いOSですし、サーバーとしての機能も充実していますので便利です。
では、端末のご紹介:
まずは正面写真。
3.5インチのディスクトレイは3つ付属していますが、写真では外しています。
念入りなコンプレッサー清掃後の写真ですので、きれいな状態です。
**清掃前の写真は掲載できるものではありません、すごいホコリの量でした。
中身はこちら。
メモリは2枚刺さっています。
本当にホコリがすごかったので、数年連続使用されたものと考えます。
これに、SASディスクを2つ、メモリを2枚と適当なグラボを装着します。
こんな感じです。
起動後、SASドライブのRAID構成を設定してOSを導入します。
まずは「Linux Mint」を導入してみます。
何しろ、インストールが簡単で快速。
あっさり簡単に導入できました。
電源の経年劣化が心配されますが、それまではきちんと動いてくれると思います。
この後、Windows10を導入して、BIOSの更新も行いました。
もちろん、CinebenchR23も回してみました。
2876ポイントでした。
最近の高速CPUと比較すると劣ります。
参考までですが、前にご紹介したZ240のR23スコアも記載します。
3489ポイントでした。
この「Z240」の搭載CPUはE3-1225V5です。
終わりに:
中古サーバーはその能力の割に落札価格も比較的低いので、学生の方であれば勉強用に一台手に入れてみては如何でしょう?
販売された当時の定価を見れば「高級品・良い製品」ということがすぐに分かると思います。
SASディスクの入手が少々難ですが、SASディスクではないサーバーもございます。
サーバーはゲームやネット会議にも使えるもの、横のつながりを増やしたい学生さんにお勧めですね。
家にいる時間に「サーバー」の勉強をしてみるのも良いかと思います。